文型一、普通形+としても‥‥
☆意味:もし~でも…
例:
1.時間があったとしても、旅行には行きません。疲れますから。
仮定、今時間がない、発生する可能性0%に近い。
時間があったでも、旅行には行きません。
いつか発生する可能性がある。
2.お金があったとしても、何も買いません。貯金したいですから。
3.天と地がひっくり返ったとしても…
4.地球がなくなったとしても…
文型二、意向形+にも、可能V否定。
☆意味:~したくても、できない
☆気持ちがあってもできない状況のとき
☆よく使います
例:
1.日本語を勉強しようにも、勉強できません。最近忙しいんです。
2.仕事をやめようにも、やめられない。
文型三、わりに
文型四、辞書形+べきです/べきじゃありません
☆します①するべきです②すべきです
☆意味:~するのは当然だ/じゃない
☆常識から考えて、当然することを話すとき
☆助言や何かを勧めるとき
※法律や規則で決っていることは使わない
例:
1.A:同僚にあいさつしても無視されるんだ…だからもうあいさつするのやめようと思って…
B:ダメだよ。社会人なんだから、無視されてもあいさつす(る)べきだよ。
2.A:あの席、あいてる―。
B:ダメだよ。あそこ優先席だから、座るべきじゃないよ。
A:え―。でも、誰か来たら、譲ればいいじゃん。
3.今、赤だよ。赤は止まるべきだよ。à×、法律で決っていること。赤は止まらなければなりませんよ。
4.空気が汚いから政府はスポーツのクラスはやめさせるべきだ。
5.空気が汚いから政府は工場の検査をするべきだ。
文型五、普通形+というより‥‥
☆というより=っていうより
☆意味:~という言い方より‥‥の言い方のほうがいい
☆AとBの言い方を比べたら、Bの言い方のほうがあっていることを話すとき使う
例:
1.A:最近天気悪いですよね。
B:うん。でも天気が悪いというより、空気が汚いんじゃないかな?
A:そうでね。
2.A:山田くんって知ってる?
B:うん。あのかっこいい子ね。
A:うーん。かっこいいっていうより、かわいい子だよ。
B:そうだね。かわいいね。
文型六、次第です
文型七、をもって~とされている
文型八、N+においては/におきましては(丁寧)
☆意味:~では/~には
☆~の分野では/~の方面では/~の場所では/~の時には
☆日常会話では絶対に使わない。スピーチや論文などの正式なとき、使う。
例:
1.宮崎駿さんはアニメ映画において(は)世界中で知られている人です。
2.1/1から1/3におきましては、お正月休みのため、営業時間を変更いたします。
3.今度の冬のオリンピックでは、韓国と北朝鮮においては、合同で、開会式に参加するということだ。
4.毎日、マクドナルドにおいては、昼ごはんを買っています。à×!毎日、マクドナルドで、昼ごはんを買っています。
文型九、ます形+得(う/え)る/得ない
☆意味:~することができる/できない(~する可能性がある/ない)
☆能力の意味では使わない
☆状況で可能なことを話すとき
☆使う動詞:考える/想像する/知る/予測する/解決する/理解する/ある/できる/わかる/なる
例:
1.A:台風が来そうだね。
B:そうだね。今度の台風、とても強いから、明日休みになるかな。
A1:そうだね。今年いちばんの強い台風だから、休みになりうるかもね。
A2:そうだね。でも、こっちに来ないから、休みになりえないよ。
2.A:最近とても寒いですね。雪が降るかな?
B:雪が降るなんて、ありえないよ。(ある可能性がない)
文型十、普通形+のであろ/のだろう
☆な、N:だàな/である
☆意味:~でしょう{推測}
☆書き言葉{小説}
☆前文か後ろ文に理由がある
☆よく作者や主人公の気持ちを話すときに使われる
例:
1.朝起きたら、地面がぬれていた。寝ている間に、雨が降ったのであろう。
2.隣の老人は80歳を越えているのに、元気に歩いている。食事や健康に気をつけているのだろう。
文型十一、普通形+と思われる
☆意味:~と思う{意見}
☆論文、スピーチで自分の意見を話すとき、「~と思われる」「~と言える」を使う
例:
1.最近空気が汚いのは、火力発電所が原因だと思う。{主観的}
最近空気が汚いのは、火力発電所が原因だと思われる。{客観的}
2.最近空気が汚いのは、中国から来る汚い空気が多いからだと思う。{自分の意見}
最近空気が汚いのは、中国から来る汚い空気が多いからだと思われる。{みんなの意見の感じがある}